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事務所の間取り図を作成

行政書士の登録申請には、事務所の間取り図の添付が必須です。初めて間取り図を作成する方は、「どうやって作ればいいの?」と悩むかもしれません。手書きで作成・提出することも可能ですが、書類作成のプロとして、CADソフトを使用して、正確で見やすい間取り図を作成することをおすすめします。この記事では、CADソフトを使った間取り図の作成方法を、初心者にもわかりやすく解説します。

この記事を読むことで、以下の情報を得られます

  • 事務所の間取り図を作成する際の基本的な流れ
  • おすすめのCADソフトとその使い方
  • CADソフトで作図するメリット
  • 行政書士業務で図面作成が必要となるケース
  • CADのスキルを習得するための参考教材

間取り図作成の準備:まずは採寸から

採寸が間取り図作成の第一歩

間取り図作成の最初のステップは、部屋の採寸です。ノートや方眼紙に部屋の形を簡単にスケッチし、壁の長さ、ドアや窓の位置などをメモします。

準備するもの

準備するもの

ノートまたは方眼紙(方眼紙がおすすめです)

筆記用具

定規(必須ではありません)

あると便利なもの

メジャー

レーザー距離計

  • 壁の隅から書いていき、大枠を作図する
  • ドア、窓などを加筆
  • 机や棚、パソコンなど事務用品の位置を加筆
  • 壁の長さを測る

といった流れでメモをとりましょう。

建物の特性を利用するとおおよその寸法を把握できる

許可申請に必要な図面ほど正確である必要はありませんが、壁の長さの目安があると、採寸と作図がスムーズに進みます。

ほとんどの建物は1辺「910mm」もしくは「900mm」という長さを1つの基準として建築されています。

例えば窓1枚の横の長さ、壁1枚の横の長さなど、910mmであることがほとんどです。

だいたい片手の腕の長さと同じです(もちろん個人差はありますが・・・)

方眼紙に記入

方眼紙を使う場合は、マスの大きさを決めると作図しやすい。

例えば2マスで910(壁1辺分)のように決めると統一感のある作図が可能です。

例の場合だと壁が2マス、窓が4マス、次の壁が2マスという感じで方眼紙に作図していきます。

 

 

間取り図の作成方法:CADソフトがおすすめ

CADソフトを使った間取り図作成のメリット

間取り図の作成方法には、以下のものがあります。

  • 手書きで作成
  • エクセルで作る
  • CADソフトで作る
  • 間取りソフトで作る

最もおすすめなのは、CADソフトを使った作成方法です。CADソフトで作図することで、手書きやエクセルに比べて、より正確な間取り図を作成できます。

  • 手書き:簡単ですが、意外と修正が面倒で、書類作成のプロである印象を与えるのは難しいです。
  • エクセル:罫線を使って作図できますが、CADソフトほどの自由度はありません。
  • 間取りソフト:直感的に操作できますが、購入費用がかかります。

行政書士業務では、図面を作成する機会が多いため、CADソフトのスキルは必須と言えるでしょう。

 

手書きで作成したものを提出

採寸で紙に書いた間取り図をコピーして適当な大きさに切取り、申請書へ貼り付けます。

プリンタなどで、スキャンして画像データとすることもできます。

エクセルで作る

採寸で紙に書いた間取り図をもとにエクセルで作成する方法です。

①エクセルデータを開く

②左上の▲をクリックしてセル全体を選択

③横列のセルを右クリックして列の幅を2にしてOKを押す

④罫線を駆使して手書きの図面通りに間取り図を作る

⑤印刷する範囲を指定して右クリック➡コピー➡Windowsのスタートボタンをクリック➡すべてのアプリ➡ペイント➡貼付け➡ファイル➡名前を付けて保存➡JPEG画像 で画像として保存する。

⑥申請書(ワードデータなど)へ画像を貼付け

の手順で申請書へ間取り図を画像データとして貼付けて印刷します。

CADで作成【おすすめ】

最もオススメなのがCADで作成する方法です。

行政書士業務で使用するCADソフトは主にJw-cadというソフトを使用します。

Jw-cadダウンロードのページ

無料でダウンロードできて無料で使える業務に必須の神ソフトです。

なぜオススメなのかというのは後述します。

間取りソフトで作る

間取りソフトを購入して作成する方法です。

直感的に間取り図を作成できるため、作成に時間がかかりません。

手っ取り早く作成したい場合にオススメですが、ソフトの購入代にお金がかかるのがデメリットです。

不動産屋さん必須のソフトですが、不動産屋さんをやらないのであればこれ以降間取りソフトを使うことはほとんどありません。

<PR>参考までに間取り作成ソフトをご紹介

行政書士業務のためにCADで作成してみるのがオススメです

行政書士の業務では図面を作成することがあります。

  • 飲食店営業許可申請
  • 深夜酒類提供飲食店営業許可申請
  • 風俗営業許可申請
  • 農地転用許可申請
  • 開発許可申請
  • 旅館業許可申請
  • 公衆浴場営業許可申請
  • 理容所・美容所の開設届
  • ペットショップの開設届
  • 宅建業許可申請
  • 防火対象物使用開始届
  • 車庫証明・・・etc

など、平明図や立面図などの図面を作成することがあります。

書類作成のプロである行政書士が手書きの図面を提出するというのはちょっと避けたいところですよね・・・

 

深夜酒類提供飲食店営業許可申請などでは特に正確な図面を求められますので、CADでの作成が必須となります。

登録後に会が主催するCADの研修を受講をしたり、先輩の業務を体験させてもらったりしてCADの作図方法を習得します。

基礎知識として事務所の間取りをCADで作ってみてはいかがでしょうか。

 

Jw-cadは下記URLから無料でダウンロードできますので、事務作業用のパソコンにインストールしてみましょう。

Jw-cadダウンロードのページ

無料で使えて、図面だけではなく、文書等も作成が可能な業務に必須の神ソフトです。

 

WebやYoutubeでは大量にJw-cadの使い方の解説がありますので、見ながら作図の練習をしてみるのもいいかもしれません。

ちなみに、筆者は下記の書籍を購入し、基礎を学びました。

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付録にCD-ROMが付いていて、練習用教材もあります。

ひととおり教材どおりに作図の練習をすれば、行政書士業務で作成する図面のほとんどは作成が可能になります。

 

CADを勉強したい方にはオススメの教材です。

 

 

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